ソレコンソレノイドコンテスト
第9回(2022年)
「ソレノイドをどのように使うか?」と、まずは”頭”で考えるのがソレコン。しかしこの作品には、”手”で考えたという魅力がたっぷり。参加者の中でも80歳という最年長、さらには息子さんとの共作ということでぜひ、三代目、四代目とソレノイド工芸をつないでいってほしい。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 あっひーさん
ソレノイドを使ったナメクジ型ロボットを作りました。ナメクジの動きを再現し、赤外線リモコンで自由に動かせるようになっています。このロボットはナメクジの約3倍の8.3mm/sで移動することができます(アリより遅いです…)。また、ソレノイド駆動用の回路を各ユニットに取り付けており、簡単に節を増やしたり減らしたりすることも可能です。走破性も高く坂道を登ることができたり、雪の上で動かしたりすることもできます。
ソレノイドを動力として移動する発明はこれまでソレコンでも見てきましたが、シンプルさと、機構の無駄のないまとめ方はお見事。円形につなげば時計になる?
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 LivingFloor Projectさん
乗った人が思わずステップを踏んでしまう“SolefulTap”というタップボードを制作しました。タップボードの下部にはセンサと複数のソレノイドが配置してあります。ボードに乗った人のステップをセンサで検出し、ソレノイドによる数パターンの打音および足裏へ衝撃を提示します。まさにこの“日陰の駆動部品”により体験者のステップ動作を拡張し、まるでタップダンスを踊っているかのような体験を提供します。SolefulTapは、体験者のステップを鑑賞者にも床を介して足裏に伝えることで、離れた人と人との間に触覚的なつながりを持たせることができます。拡張されたステップを耳および足裏で感じることにより、体験者と鑑賞者が視聴覚に加え、触覚的にも楽しさを共有できるような作品にしました。本作品によって、体験者がありのままに表現する喜びを感じ、新たな自己表現の形を見つけることに貢献します。SolefulTapに乗って一歩踏み出しましょう。
※100 cm(W)×100 cm(D)×10 cm(H)の状態がビデオ内では主に映されていますが、01:12から映されているものがモジュールとなっており、このサイズは50 cm(W)×50 cm(D)×10 cm(H)と規定サイズに収まっています。
タップってやってみたいけど、むずかしいよねえ・・・とあきらめていた方に朗報!これならタップりタップが踏めます。トイレとかエレベーターの床に設置すれば、どこでもライブステージになりますね。
投稿者 ささみさん
nuni(ぬに)は即席めんタイマーとしてのうにです。nuniのヌはnoodleのヌです。スイッチを押して3分経つと、ソレノイドがうにを打ち上げます。うにが飛び上がって着地したら愛おしかろうと思ってつくりました。うには手作りで、飛ぶたびに高さや滞空、着地が違うのがチャームポイントです。
ソレノイドがウニを突き上げてるだけなんだが、なぜか感情移入してしまう。ウニがガチャでいろいろ売ってたらいいいなあ。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 内山裕二さん
脱出ゲームのような謎解きをしたくて、謎を解いたら開けられる箱を作ってみました!
でも、自分で作ったら謎解きができない…
商品でだれか似たものを作って欲しいなぁ、という淡い期待も込めました。
脱出ゲームをギュッとコンパクトにしたようなデスクトップ型謎解きゲーム。電子部品やいろんな工夫が体験できて楽しい!ただ、ソレコンで公開したことで謎は解けてしまった・・。
投稿者 FISH-Labさん
USBを挿すときに裏返っていて挿せなかったり、表なのに何故か挿せなかったりしたときに2度デマを感じることがありますよね。
そんな問題を解決するのがこのUSB-BUSTER!
USBの表裏を内蔵のカメラで判断し、裏で挿そうとすれば瞬時にBUSTERしてくれるので素早くUSBが裏であったことが確認できます。
もちろん表でさしこめば通常通りパソコンへの接続が可能です。
5インチベイを有するパソコンなら簡単に本体を取り付けることができます。
またどんなUSBでも専用のQRコードシールを貼るだけで対応させることができます。
なぜにこの装置を全世界のタワーPCは搭載しないのか。ネトフリ見てるからDVDプレイヤーとかもういらない時代なんだから、拡張ベイはガラガラなはず。目指せ隙間産業。
明和電機社長
土佐信道氏
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
投稿者 Ideal Science Make Clubさん
旧来の印鑑で成し得なかったセキュリティ対策を施した電子制御印鑑です。
印鑑でありつつ拇印への拘りや思いもすこし中に込めてみました。
会社のクラブ仲間でネーミング考えましたが、昭和テイストになったのは許して下さい。
デジタル署名で、いまや絶滅の危機にある印鑑だが、この装置によって権威が復活するかもしれない。
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
キノコタケノコ戦争があらたな局面をむかえるかもしれない恐ろしい武器ですね。ソレノイドの発射機構がユニークです。