ソレコンソレノイドコンテスト
第11回
投稿者 河島晋さん
全自動ふみふみ機『ネッコノテ』。うちのマンションで猫は飼えないけれど、どうにかこうにか「ふみふみ」の自動化はできた。押しが強いソレノイドにも、やさしい一面があるんだよ。
ソレノイドは「ズバン!」と早く動くのがあたりまえだと思ってたのに、なんとゆっくりスローで動いている。なんという制御技術。こ、これはソレノイドではなく、スローノイドだ!しかもみんな大好きな猫コンテンツと合体。見事な仕上がりに拍手。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 あっひーさん
ソレノイドを使って、指で物をつかむ際の硬さを再現するマシンを作ってみました。ソレノイドは電圧によって力の大きさを簡単に変えることができるので、その特性を活かして作ってみました。作ったマシンは2つのソレノイドが互いに引っ張りあう仕組みになっていて、つまむ力と離す力のどちらも再現する事ができます。
指の動きに合わせて動くハンドも併せて作り、そのハンドで受けた力を指に伝えられるようにしました。これにより、卵のような割れやすいものも、硬さを感じつつうまくつかむ事が出来るようになりました。
ソレノイドを動力ではなく、センサーとして使うというすばらしい設計。これまでのでのソレコンでは見たことがないアイデア。機構も無駄がまとまっていて、うまい!と感心。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 チームテクラボさん
3つのAI機能とソレノイドを組み合わせたAIじゃんけんを発明しました。
AI機能
・画像認識(ぐー、ちょき、ぱーをディープラーニングで認識)
・ChatGPT連携(じゃんけんの勝敗をChatGPTがコメント)
・推測(相手のぐー、ちょき、ぱーの出し方を学習し、最適な手を推測)
ソレノイド
CBS12400320を3つとマルチコントローラAを使用しています。
※このAIロボットじゃんけんは装着可能で、じゃんけんに圧勝できるようになるとか、ならないとか。
パターンを覚えるので戦えば戦うほどじゃんけんが強くなるという、サイヤ人みたいな装置。困るわー。ソレノイド三つで「グーチョキパー」を高速で繰り出す機構もおもしろい。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 山崎 晴菜さん
この作品は、小さい頃多くの人が経験した障子に穴をあける時になる気持ちい音を時計にすることでずっと楽しめるようにするというアイデアです。指は5分ごとに動き1時間経つと障子に穴を開けます。時計は日めくりカレンダーのように毎日交換して使う事ができます。ソレノイドは、タカハ機工プッシュソレノイドCBS08300120を使いました。
障子に穴をあけるという取返しがつかない時間の告知方法だから、自分が生まれた日の時間、大晦日の年がかわる瞬間など、ここぞという大切な時間にしか使えない。ふつうの時計やカレンダーでは体験できない「大切な時間」を感じることができて素敵。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 三次元大介×ArataMukunokiさん
“Beats×Life”
テーブルや食器は食事を楽しむために使用するものですが、これらをリズミカルにたたくとたちまち素敵な楽器に変身することは、皆さんもご存知ではないでしょうか。我々の生活は、このような本来の用途ではないけれども美しいビートサウンドを奏でられるもので満ち溢れています。
“TETOMO”
今回のプロジェクトの焦点は楽器の開発ではなく、上述の隠れた魅力を引き出すための演奏者として機能する小型ロボットにあります。
TETOMO(テトモ)とはテーブルトントンモビリティのことで、普段何気なくテーブルをトントンと指で小突く動作に由来します。
TETOMOは、以下の3つのシンプルな要素を持ちます。
1)シンプルな構造
バッテリー、小型モジュール、ソレノイドコイル(SSBC-0830-01)とわずかな部品で形成。
2)シンプルな外観
パーツの形状を活かした組み合わせで実現された、スタイリッシュなデザイン。
3)シンプルな制御
Wi-FiやBluetoothなどの通信技術を使わず、光センサで制御。
センサ部分や脚周りのパーツは3Dプリンタで製作。コントロールアプリはタブレット用とスマートフォン用の2つを開発しました。アプリによるリズムパターンの読み込みは12時方向のポイントが1拍目、そこから時計回りに進みます。
これまでソレノイドの自動打楽器はたくさん応募がありましたが、これはたくさんの装置を同期させる方法がシンプルでお見事!たくさんのソレノイドを同期できるから、盆踊りとか行進とか、みんなで鳴らしておもしろいアトラクションもできそう。
明和電機社長
土佐信道氏
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
投稿者 Teamまこもさん
ソレノイドを利用し、花が音楽に合わせてダンスします。内蔵されたマイクが音を感知し、そのテンポに応じて花が揺れ動きます。素朴な雰囲気を一気に活気づけ、音楽をより鮮やかに演出します。
生け花はおごそかに、静かに行うもの。そこにソレノイドを導入すると、ノリノリのイケイケになる。まさにイケ花。これまでの静的な生け花とちがって、花が動くときの美しさも感がなければならない。ぜひこの分野の家元になってください。
明和電機社長
土佐信道氏
※あまりにバカバカしく役に立たないもの
爆笑!人間にとっては、とても面白いけれど、アリにとっては有難迷惑な「アリ型迷惑マシーン」。ソレノイドにこんな使い方があったとは。このシリーズのYOUTUBE動画を作っほしい。みのもんた風のナレーションで。
明和電機社長
土佐信道氏
投稿者 necobitさん
ホンモノのスネアドラムを叩くマシンを作りました。スティックを動かす両手首の機構にCA0837を使っています。動作後の戻す部分にはキックバネを使っています。
自動演奏マシンとして動かすことも、動画のように別のスイッチから動かすことも可能。
ソレノイドで効率よくスティックを振らせる手首の機構が見どころです。
大きいです(高さ120cm)。応募資格(50cm四方)から外れていてすみません。
ソレコンの規定は「たて50cmよこ50cm」以内に収まるもの、となってますが、この作品はでかい!はみ出している!本来ならアウトですが、あまりにおもしろいのでタカハ機工さんが「入賞にします」と。おもしろければ規定も無視という、これぞソレコン魂。
明和電機社長
土佐信道氏